こどもは胃の構造が筒型に近かったり、神経系も未熟なため、吐きやすいものです。
特に赤ちゃんはミルクを飲みすぎて吐いたり、ゲップと一緒に吐いたりもします。病的でないことも多いのですが、ここでは乳幼児によくみられる嘔吐下痢症や周期性嘔吐症といった嘔吐のときのケアについて説明します。
嘔吐のときの看護
1. 寝ていて吐いた時は顔を横に向けて、吐いたものが気管に入らないようにしましょう。
あかちゃんは鼻からも吐き出すので、取り除いてあげ、呼吸が楽になるようにしましょう。
2. 吐いたものはすぐにかたづける
こどもは吐いたもののにおいでさらに吐き気をもよおし、吐くことがあります。
吐いたものはすぐに取り除くようにしましょう。また衣類や寝具もとりかえて、気持ちよくしてあげましょう。うがいができれば、うがいをさせて、口の中もさっぱりとさせましょう。
3. 頻回に吐く、吐き気が強い時は何も与えない
吐き気の強い時に、水分や食べ物をあたえると、また吐いてしまうことがあります。
吐き気の強い時には、状態がおちつくまで、胃を休ませることが大切です。
4. 吐き気がおさまってから、少しずつ水分を与える。
小さい子どもの場合、嘔吐が続くと水分が失われて、脱水になってしまう危険があります。
吐き気が落ち着いたら、少しずつ水分を与えます。急にたくさんの水分を飲んでしまうのではなく、スプーン一杯くらいから少量ずつ始めましょう。様子を見ながら、水分量も増やしていきます。
お白湯、お茶、乳幼児用イオン飲料などがいいです。牛乳や柑橘系のジュースは吐き気をさそいます。赤ちゃんは母乳であれば、少しずつ与えます。ミルクの場合は、お白湯などで、様子をみてから与えます。
5. 水分が取れるようになったら、食事を与えましょう
吐き気がおさまり、水分がとれるようになったら、消化のよい、やわらかくてお腹にやさしい食事から始めます。
水分や食事をとりはじめても、また吐くようであれば、受診しましょう。
嘔吐のときの観察
嘔吐の回数、量、どんなものを吐いたのか、などを観察します。熱や下痢との関連、咳との関連、機嫌、食欲、腹痛、頭痛などがあるか。頭をうったか、などにも注意します。
◆吐きつづけて、水分がほとんどとれない場合。
◆嘔吐だけでなく、下痢、腹痛などの症状が激しい
