| 最近、赤ちゃんから2,3歳の幼児まで、おしゃぶりを与えている親が増えていると思われます。10年ほど前までは、これほどおしゃぶりは売られていなかったでしょう。「おしゃぶりは舌や顎の発達を助けて鼻呼吸を促す」という宣伝とともに商品化されています。これに対して小児歯科医はおしゃぶりを長期に使用すると乳歯の噛み合わせに悪影響を与える、と警告を与えています。小児科と小児歯科の保健検討委員会での報告がされていましたので、お知らせします。噛み合わせの問題については、2歳半から3歳過ぎまで使用していると、噛み合わせの異常が残る、とされています。これにより小児歯科では、2歳までにはおしゃぶりは止めて欲しいということです。また鼻呼吸を促進するという宣伝については、根拠はないそうです。 しかし、これだけおしゃぶりが使われるのには、親にとって便利なことがいくつかあります。おしゃぶりを含ませると、簡単に泣き止むし、寝付くのもよくなる、などお母さんの育児の精神的な負担が減る、ということは言えると思います。子どもが泣き止まないで、泣き声に疲れてしまう親御さんの精神状態を考えると、すっと泣き止んでくれるおしゃぶりは、育児の助っ人的役割をはたしているかもしれません。しかし、長期間しようすると、子どもが泣いてもあやしたり、なぜ泣いているのか考えないでもいい状況になってしまうこともあります。おしゃぶりを使っていても、できるだけ子どもとの関わりを減らさないようにしましょう。声をかけてり、ふれあいを楽しんだりして、子どものして欲しいことを考えて関われるようにしたいものです。 |